
発声が上手い人は知っている”姿勢”についての考え方
ボイスリードの江原です。
今日は「発声が上手い人は知っている”姿勢”についての考え方」です。
歌を歌うときの姿勢については、様々な所でその重要性が説かれています。
その殆どが、「どのような姿勢で歌うと良いか」という所に焦点を当てていますが、
“実際に歌うときにだけ良い姿勢”を意識している方は少なくありません。
結論から言うと、
「発声の基礎練習、もっというと日常生活から、歌うときの正しい姿勢」
を維持する事がとても重要です。
何故かというと、歌に於ける楽器というのは人間の身体そのものだからです。
姿勢を度々変えながら練習したり、本番で歌ったりしている状態をギターで例えてみると、
「毎回、ボディの大きさ、フレットの数、ネックの反り具合、弦の本数などが違うもので練習している」状態と同じなのです。
つまり、楽器の形が変わるということです。
更に言うと、
ギターAで1か月練習し続けて、本番に急にギターBになったり、一曲目はギターBで2曲目はギターC、3曲目は・・・という状態と同じなのです。
絶対に弾きづらいですよね?
なので練習中の方に関しては、まず、「楽器の形(=つまり姿勢)を極力維持するように努めること」を強く意識して取り組むと結果に繋がりやすくなると思います。
でも、「ギターを沢山持ち替える人もいるし、始めて触ったギターでも弾ける人がいるじゃないか!」
という意見もあると思います。
その通りです。
しかし、その人たちは間違いなく“技術が卓越”しています。
ボーカルで言うとまさに“どんな姿勢でも歌えるまで身体の使い方が卓越した”状態なのです。
なので、歩いたり、走ったり、時には寝転んだりしてでもいつもと変わらずに歌えてしまうプロのボーカリスト達はとてつもなく身体の使い方が研ぎ澄まされているのでしょう。
そのレベルに行くまでにはたいていの場合、物凄い練習と時間を要します。
なので、そのレベルにいつか到達するための必要なステップとして、
まずは今日から「姿勢の維持」を意識してみる事をおススメします。
ご参考までに。
ではでは!
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【著者プロフィール】
◉名前
えはら校長
◉職業
発声改善専門ボイストレーナー。栃木県宇都宮市にあるボイトレスクール「ボイスリード」の校長。
フースラー発声学を基礎とした「ロジカルなボイトレ」を栃木県に初めて持ち込み、喉を締めた発声や、声枯れなどの症状改善と得意としている。「これまで様々なボイトレを試したが上手くなれなかった」方を中心に口コミが広まり、常に定員が満員状態であることから、各所で”栃木県で最も予約の取れないボイストレーナー”と紹介されている。生徒は、高校生からバブル世代まで幅広く、バンドマン、アイドル、カラオケ大会上位常連組などの本格派からも指示されている。
経歴:
2017.10 ロジカルボイトレを栃木県に広めるため「ボイスリード」というスクールを開校
2018. 6 初のワークショップ「ボーカリストの為のマイキング勉強会」開催。定員10名のところ、1日で12名の申込みが入り、即完売。
2018.12 2回目のワークショップ「本当に感動する歌の作り方」開催。定員20名が即日完売。
2019. 6 紹介が紹介を呼び、生徒満員で初の生徒募集打ち切り。
2019.11 生徒募集再開
2020. 1 再び満員により、生徒募集打ち切り
2020.3 4月からの新規生徒募集再開
◉出身・在住
茨城県出身、栃木県在住
◉音楽歴
バンドや弾き語りで歌ったり曲作ったりを15年程やってます。今はコーラスユニットでの路上ライブが多いです。
◉好きな音楽
音楽はかなり邦楽洋楽問わずかなり雑食ですが、ルーツミュージックはCHEMISTRY、BUMP OF CHICKEN、Mr.Children、ACIDMANなど。最近は洋楽(特に横ノリ系)多め。踊れるやつが好きです。
◉趣味
読書。愛読書は司馬遼太郎、伊坂幸太郎。
◉好きな芸能人
篠原涼子、吉高由里子、広瀬すず、松岡茉優、浜辺美波、はあちゅう。
◉休日の過ごし方
本読んでるか、歌ってるか、お笑い見てるか、筋トレしてるか、愛猫に遊んでもらってます。
◉最後に一言
オススメのアーティストや本があったら教えて下さい!