
【動画あり】ボイトレの効率を上げる方法
ボイスリードの江原です。
今日は「効率的な練習」についてです。
題目は以下の通りです。
1. 結 論
2. 解説❶:「神経」に目を向ける
3. 解説❷:一度にがっつり練習するのが「非効率」な理由
4. まとめ
では、いってみましょう!
結論
・短く切る
・間を空けて何度も行う
解説❶:「神経」に目を向ける
これは「神経」に目を向けると理由が分かってきます。脳は神経を伝って筋肉に命令を伝達します。
良い発声ができる状態として、「筋肉が発達していること(=パワー)」も一つの要因ですが、それ以前に、多くの人は神経支配が充分に働いていない(=命令して動かすことが出来ない)状態なのです。
ボディービルダーは筋肉がムキムキなのに、オリンピック選手のような器用な動きが出来ないのは、この運動「神経」の訓練がないからです。
なので、ボイトレで一番最初にしなければいけないのは「よーし!喉をムキムキにするぞ!」ではなく、”脳からの命令がしっかりと筋肉に伝えられる状態”を作ることです。
解説❷:一度にがっつり練習するのが「非効率」な理由
効率的な練習の鉄則は、
❶短く切る
❷間を空けて何度も行う
の2つです。
何故、短くした方が良いかというと、喉の筋肉というのはとても小さく、しつこく使いすぎるとすぐに神経が疲弊してしまうのです。
疲弊すると何が起きると思いますか?
何と、”別の神経を代用”し始めます。
なのであるトレーニングを一度にまとめてがっつりと行った場合、終盤に向かうにつれて
狙いとは違う神経を動かす=誤った訓練
となってしまう可能性があります。
そして、何事もそうですが神経を働かせることに慣れる為には「反復」が大切です。
反復することでその運動を脳に長期記憶させ、遂には無意識的に出来るレベルとなります。
まとめ
もし今、根詰めて「1日1時間はがっつり練習するぞ!」という気持ちになっている方がいたら、本当にその熱意は大好きです。笑
でも、一度冷静に考えて、如何に練習を「小分け」に出来るか工夫してみると良いと思います。
「1分間の練習を、60回に分けて、トータルで1時間」という感じでこれまでと練習総時間は変えずとも、より大きな練習効果を見込めるでしょう。
ではでは、今日はこの辺で!
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【著者プロフィール】
◉名前
えはら校長
◉職業
発声改善専門ボイストレーナー。栃木県宇都宮市にあるボイトレスクール「ボイスリード」の校長。
フースラー発声学を基礎とした「ロジカルなボイトレ」を栃木県に初めて持ち込み、喉を締めた発声や、声枯れなどの症状改善と得意としている。「これまで様々なボイトレを試したが上手くなれなかった」方を中心に口コミが広まり、常に定員が満員状態であることから、各所で”栃木県で最も予約の取れないボイストレーナー”と紹介されている。生徒は、高校生からバブル世代まで幅広く、バンドマン、アイドル、カラオケ大会上位常連組などの本格派からも指示されている。
経歴:
2017.10 ロジカルボイトレを栃木県に広めるため「ボイスリード」というスクールを開校
2018. 6 初のワークショップ「ボーカリストの為のマイキング勉強会」開催。定員10名のところ、1日で12名の申込みが入り、即完売。
2018.12 2回目のワークショップ「本当に感動する歌の作り方」開催。定員20名が即日完売。
2019. 6 紹介が紹介を呼び、生徒満員で初の生徒募集打ち切り。
2019.11 生徒募集再開
2020. 1 再び満員により、生徒募集打ち切り
2020.3 4月からの新規生徒募集再開
◉出身・在住
茨城県出身、栃木県在住
◉音楽歴
バンドや弾き語りで歌ったり曲作ったりを15年程やってます。今はコーラスユニットでの路上ライブが多いです。
◉好きな音楽
音楽はかなり邦楽洋楽問わずかなり雑食ですが、ルーツミュージックはCHEMISTRY、BUMP OF CHICKEN、Mr.Children、ACIDMANなど。最近は洋楽(特に横ノリ系)多め。踊れるやつが好きです。
◉趣味
読書。愛読書は司馬遼太郎、伊坂幸太郎。
◉好きな芸能人
篠原涼子、吉高由里子、広瀬すず、松岡茉優、浜辺美波、はあちゅう。
◉休日の過ごし方
本読んでるか、歌ってるか、お笑い見てるか、筋トレしてるか、愛猫に遊んでもらってます。
◉最後に一言
オススメのアーティストや本があったら教えて下さい!