
ボイトレの「ゴール」はどこか?
ボイスリードの江原です。
最初に是非、歌好きの皆さんに最初に考えていただきたいことがあるのですが、
ボイトレの終着点はどこでしょうか?
聞いておいてなんですが、その答えは“ありすぎて、もはや無いに等しい”ですよね。音楽には正解はありませんからね。
なので、ボイスリードとしては「自分としてのゴール」をまず考えることから始めます。そのゴールに到達するための手段として「高い声」や「響く声」が必要である!と考えて欲しいのです。決して「高い声」も「響く声」も目的ではないんです。
でも多くの人が何故か、「高い声」「響く声」をボイトレの目的としてしまいがちです。
発声改善は手段でしかないことを今一度一緒に考えて行く必要があります。
そして、いかなる手段を使ったとしても必ず全員に行き着いて欲しいゴールがあります。
それは「感動を生む」ことです。
“上手い下手より”も“感動するかどうか”
なので、究極「下手でも感動すれば良い」というお話になってくるわけです。
これは趣味で一人で歌うとしても「自分を感動させる」という視点もあるので、全員が求めて良いものだと思っています。
そしてそれぞれが作りたい「感動」を生む手段として、「ボイストレーニングはやった方が良い」と考えています。
何故かというと、原則として
どれだけ伝えたい想いを込めても、声は運動能力以上の表現を生むことが出来ない
からです。
例えていうならば、“頬の筋肉が衰えて、楽しいのに筋肉が持ち上がらず、笑えない”みたいなことが、発声に於いて起こってくるという事です。
これでは、自分の感じたものを素直に表現出来ない状態、場合によっては誤解を生む要因となります。
具体的には、意図せず裏返ったり、息漏れが多くなったり、早い言葉に着いて行けなくなったり・・・と実に多くの事象が発生します。
感動を生むためには”伝えたい想い”があることが必要。
でも、それがあっても表現できる身体が出来ていないと人にはそれが伝わらない。
だから、そこにボイトレによる発声改善の必要性がある。
ということです。
それぞれの感動を目指して、一緒に頑張って行きましょう!
ではでは!
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【著者プロフィール】
◉名前
えはら校長
◉職業
発声改善専門ボイストレーナー。栃木県宇都宮市にあるボイトレスクール「ボイスリード」の校長。
フースラー発声学を基礎とした「ロジカルなボイトレ」を栃木県に初めて持ち込み、喉を締めた発声や、声枯れなどの症状改善と得意としている。「これまで様々なボイトレを試したが上手くなれなかった」方を中心に口コミが広まり、常に定員が満員状態であることから、各所で”栃木県で最も予約の取れないボイストレーナー”と紹介されている。生徒は、高校生からバブル世代まで幅広く、バンドマン、アイドル、カラオケ大会上位常連組などの本格派からも指示されている。
経歴:
2017.10 ロジカルボイトレを栃木県に広めるため「ボイスリード」というスクールを開校
2018. 6 初のワークショップ「ボーカリストの為のマイキング勉強会」開催。定員10名のところ、1日で12名の申込みが入り、即完売。
2018.12 2回目のワークショップ「本当に感動する歌の作り方」開催。定員20名が即日完売。
2019. 6 紹介が紹介を呼び、生徒満員で初の生徒募集打ち切り。
2019.11 生徒募集再開
2020. 1 再び満員により、生徒募集打ち切り
2020.3 4月からの新規生徒募集再開
◉出身・在住
茨城県出身、栃木県在住
◉音楽歴
バンドや弾き語りで歌ったり曲作ったりを15年程やってます。今はコーラスユニットでの路上ライブが多いです。
◉好きな音楽
音楽はかなり邦楽洋楽問わずかなり雑食ですが、ルーツミュージックはCHEMISTRY、BUMP OF CHICKEN、Mr.Children、ACIDMANなど。最近は洋楽(特に横ノリ系)多め。踊れるやつが好きです。
◉趣味
読書。愛読書は司馬遼太郎、伊坂幸太郎。
◉好きな芸能人
篠原涼子、吉高由里子、広瀬すず、松岡茉優、浜辺美波、はあちゅう。
◉休日の過ごし方
本読んでるか、歌ってるか、お笑い見てるか、筋トレしてるか、愛猫に遊んでもらってます。
◉最後に一言
オススメのアーティストや本があったら教えて下さい!